
秋冬のメンズヘアは、髪色を暗めに落ち着かせるダークトーンカラーが定番です。服の色が深くなる季節に髪色もそろえると全体がまとまり、ビジネスシーンでも浮きません。
一方で、「暗くすると重く見える」「黒髪に戻すと野暮ったくなる」という声もよく聞きます。そこで合わせたいのがパーマです。毛先に動きをつけると、落ち着いた色のまま軽さが出ます。
本記事では、岡山・倉敷・松山・高知でメンズ専門美容室を展開するMot-Coのスタイリストが手がけた作品から、2026年秋冬におすすめのダークトーン×パーマ3スタイルをご紹介します。
この記事でわかること
- 秋冬にダークトーン×パーマが合う理由
- ダークブラウン・ダークアッシュ・黒髪の違いと選び方
- シャドウパーマ・韓流毛流れセンターパート・シアーブラウン×ウェーブセンターパートの特徴とセット方法
- 美容室での頼み方と、色とパーマを長持ちさせるコツ
気になるスタイルが見つかったら、記事末尾の各店舗ご予約リンクからお気軽にご相談ください。
Mot-CoはHOT PEPPER Beauty AWARD 2026 BEST SALON SILVER Prizeを受賞したメンズ専門美容室です。骨格や顔の陰影まで含めて髪型を設計する「構築する似合わせ」を強みに、日々多くの男性のヘアデザインを手がけています。
秋冬メンズヘアにダークトーン×パーマが合う理由
夏に明るめのカラーを楽しんだ方も、秋が深まると髪型や髪色を落ち着かせたくなる時期です。ダークトーンが秋冬に選ばれるのには、季節感のほかにもはっきりした理由があります。
秋冬に暗めカラーが選ばれる3つの理由
- 服とのバランス|ニットやコートなど秋冬の服は色が深く、生地にも厚みが出ます。髪色も暗めにそろえると、全身のトーンがまとまって見えます
- きちんとした場で浮かない|年末年始のあいさつや就職活動など、改まった場が増える時期でも安心です
- 色が抜けても変化が緩やか|明るいカラーほど色落ちで印象が大きく変わります。暗めの色味は抜けても少しずつ明るくなる程度で、伸びてきた時期も目立ちにくくなります
「暗くすると重い」はパーマの動きで変えられる

ダークトーンの弱点は、重たく見えやすいことです。暗い髪は光を反射しにくく、毛先がまっすぐ下りていると表面が一枚の面のように見えてしまいます。マッシュのような丸いシルエットや、毛量が多い方ほどこの傾向が強く出ます。
ここにパーマで動きを加えると、毛束のあいだに影ができ、同じ暗さでも奥行きが生まれます。明るいカラーなら色の明暗で出していた立体感を、ダークトーンではパーマの陰影でつくるという考え方です。色は落ち着かせたまま、シルエットだけを軽くできます。パーマの種類ごとの動きの強さは、メンズ髪型の種類一覧のパーマ比較表にまとめています。
ダークトーンカラーの種類|ダークブラウン・ダークアッシュ・黒髪の違い
ダークトーンカラーとは、髪を明るさの低い暗めの色に染めるカラーのことです。黒髪に近い暗さでも、ブラウンやアッシュなどの色味がうっすら乗るため、光に当たると地毛とは違う柔らかさや透明感が出ます。同じ暗さでも色味によって印象が変わり、メンズでよく選ばれるのは次の3系統です。

| 色味 | 印象 | ブリーチ | 色が抜けると | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ダークブラウン | 柔らかい、肌なじみがいい | 不要 | 少し明るい茶色になる程度で目立ちにくい | 初めてカラーをする人、職場の規定が気になる人 |
| ダークアッシュ(グレー系) | クール、赤みを抑えた透明感 | 基本は不要 | 赤みや黄みが少しずつ出てくる | 赤みが出やすい髪の人、大人っぽく見せたい人 |
| 黒髪(ナチュラルブラック) | 艶、誠実さ、色気 | 不要 | ほとんど変わらない | カラーができない人、黒髪のまま垢抜けたい人 |
迷ったら、柔らかく見せたいならダークブラウン、クールに見せたいならダークアッシュ、カラーをしない・できないなら黒髪のまま質感で勝負、という分け方がわかりやすい目安です。
暗めの色のまま立体感をもう少し出したい場合は、細めのハイライトを重ねる方法もあります。入れ方や似合う人はメンズハイライトの解説記事をご覧ください。

「黒に近いくらい暗く」というご要望でも、真っ黒にするか、光に当たるとうっすら色を感じる暗さにするかで、印象はかなり変わります。春に向けてまた明るくする予定があるかどうかでも色の入れ方が変わるので、どのくらいの期間ダークトーンで過ごしたいかもあわせて教えてください。
2026秋冬のダークトーン×パーマ3スタイル
ここからは、Mot-Coのスタイリストが手がけた3スタイルを紹介します。黒髪、グレー寄りのダークトーン、明るすぎないブラウンと、暗さと色味の違う3つを選びました。動きはパーマでかけたもの、パーマで仕込んでおくと朝の再現が楽になるものの両方があるので、それぞれのスタイリングの項目もあわせて確認してください。
シャドウパーマ

「くしゃっと崩した質感が、暗い髪を軽く見せる」
軽めでラフにかけたシャドウパーマです。シャドウパーマは、強いカールをつけるのではなく、毛先にゆるい動きと影をつくるパーマで、クシャッとした無造作な質感が特徴です。重めのマッシュベースでも表面に奥行きが出るので、暗めの髪色でも重たく見えません。
担当スタイリスト:小門 舜弥(Mot-Co 本町)
カラーのポイント
光が当たるとほんのりグレーを感じる、グレー寄りのダークトーンです。黒髪より少しだけ柔らかく見えるので、ラフなパーマと合わせても子どもっぽくなりません。時間がたつと色は少しずつ明るくなるため、最初はやや暗めに入れておくと、秋冬のあいだ落ち着いたトーンを保ちやすくなります。
スタイリング
タオルドライ後、髪を軽く握りながら7〜8割まで乾かします。仕上げにバームかソフトワックスを手のひらに薄くのばし、毛先を下から握るようにつければ完成です。乾かしきるとカールが伸びて影が出にくくなるので、少し湿り気を残すのがコツです。シャドウパーマとフェザーパーマの違いはフェザーパーマとシャドウパーマの比較記事で詳しく解説しています。
こんな人に
- 黒髪や暗めの髪色で、重たく見えるのが気になっている人
- 強いカールは苦手で、ゆるい動きがほしい人
- クシャッとした無造作な質感が好きな人
- 朝のセットを短く済ませたい人
韓流毛流れセンターパート

「黒髪のまま、毛流れで色気をつくる」
韓国風のセンターパートに、サイドへ流れる毛流れをつけたスタイルです。前髪を分け目から外側へ流し、サイドは顔まわりに沿うようにシルエットを整えています。カラーに頼らず、毛流れとシルエットだけで大人っぽさと色気を出しています。
担当スタイリスト:小門 舜弥(Mot-Co 本町)
カラーのポイント
3スタイルの中でいちばん暗い、黒髪ベースです。黒髪は艶が出やすく、センターパートの分け目や毛流れのラインがくっきり見えるため、韓国風のスタイルとよく合います。カラーが難しい職場や学校の方でも、そのまま取り入れられます。柔らかさを少し足したい場合は、黒に近いダークブラウンやダークアッシュを重ねると、光に当たったときだけうっすら色を感じる仕上がりになります。
スタイリング
毛流れは乾かし方でほぼ決まります。分け目を決めたら、前髪の根元に後ろから風を当てて立ち上げ、毛先は外側へ流しながら乾かします。サイドは手のひらで顔まわりに沿わせるように押さえ、膨らみを抑えてください。仕上げにオイルかバームを薄くなじませて艶を出せば完成です。毛先の動きをゆるいパーマで仕込んでおくと、アイロンを使わなくても毎朝この毛流れを再現しやすくなります。
こんな人に
- 黒髪のまま垢抜けたい人
- 韓国風のセンターパートに挑戦したい人
- サイドが膨らみやすく、シルエットを整えたい人
- 職場や学校でカラーが難しい人
シアーブラウン×ウェーブセンターパート

「明るすぎないブラウンに、ウェーブの透け感を」
赤みを抑えた柔らかいブラウンに、ウェーブをつけたセンターパートです。前髪から顔まわりにかけてのゆるいウェーブが、ブラウンの透け感を引き立てています。写真はアイロンでスタイリングしていますが、パーマでも近い仕上がりを再現できます。
担当スタイリスト:藤原 朋泰(Mot-Co 松山大街道)
カラーのポイント
「シアー」は透けるという意味で、光を通したときに柔らかく透けて見えるブラウンに仕上げています。日本人の髪は赤みが出やすいため、赤みを打ち消しながら色を入れ、明るさも控えめにとどめています。3スタイルの中ではいちばん明るく、ダークブラウンより一段明るい柔らかいブラウンです。真っ暗にはしたくないけれど、夏より落ち着かせたい方にちょうどいい明るさです。
スタイリング
アイロンで仕上げる場合は、前髪と顔まわりの毛先から中間をゆるく巻き、手ぐしでほぐしてからオイルやバームで束を整えます。パーマで再現する場合は、朝は軽く濡らしてバームを揉み込むだけです。毎朝アイロンを使う時間がない方は、パーマで仕込むのがおすすめです。
こんな人に
- 暗めにしたいけれど、真っ黒は重く感じる人
- 柔らかく透け感のある雰囲気にしたい人
- ブラウンに染めると赤っぽくなりがちな人
- センターパートを柔らかい雰囲気で楽しみたい人

写真のスタイルのように「アイロンで仕上げたものを、パーマで再現したい」というご相談はよくいただきます。毎朝アイロンを使えるかどうかで、パーマの強さやかける範囲のご提案が変わるので、普段のセットの仕方もぜひ教えてください。
3スタイル比較|色の暗さ・動き・セット時間で選ぶ
3スタイルの違いを一覧にまとめました。
| シャドウパーマ | 韓流毛流れセンターパート | シアーブラウン×ウェーブセンターパート | |
|---|---|---|---|
| 髪色 | グレー寄りのダークトーン | 黒髪 | 赤みを抑えた明るすぎないブラウン |
| 暗さ | 暗め | いちばん暗い | 3つの中では明るめ |
| 動き | ゆるくラフな動き | 毛流れとサイドのシルエット | 顔まわりのウェーブ |
| パーマ | 軽めのシャドウパーマ | ゆるいパーマで毛流れを仕込む(アイロンでも可) | ウェーブ系のパーマで再現(写真はアイロン仕上げ) |
| 朝のセット(目安) | 揉み込むだけ(5分前後) | ドライヤーで毛流れづくり(5〜10分) | アイロンなら10分前後、パーマなら5分前後 |
| 印象 | 無造作、こなれ感 | 大人っぽさ、色気 | 柔らかさ、透け感 |
| 向いている人 | セットを楽にしたい人 | カラーが難しい人 | 真っ黒は重く感じる人 |
選ぶときは、朝の手間を減らしたいならシャドウパーマ、カラーができない環境なら韓流毛流れセンターパート、真っ暗にはしたくないならシアーブラウンを目安に選んでみてください。
ダークトーン×パーマで失敗しないために
カラーとパーマを組み合わせるときは、伝え方、施術の順番、秋冬のケアの3つで仕上がりと持ちが変わります。
美容室での頼み方
「暗めで、パーマも」だけだと、どのくらい暗く、どのくらい動かすかの解釈が人によって分かれます。次の4つを分けて伝えると、イメージのズレが減ります。
| 伝える要素 | 伝え方の例 |
|---|---|
| 暗さ | 「黒に近いくらい」「光に当たると少し色がわかるくらい」 |
| 色味 | 「ブラウンで柔らかく」「赤みを抑えてアッシュ寄りに」 |
| パーマの強さ | 「かかっているかわからないくらいゆるく」「毛先の動きがはっきり出るくらい」 |
| 朝のセット | 「揉み込むだけで5分以内」「アイロンを使ってもいい」 |
写真を見せる場合は、「この写真の色」なのか「この写真の動き」なのか、どこを参考にしてほしいかを添えると、より正確に伝わります。
カラーとパーマは同じ日にできる?順番は?
カラーとパーマは、同じ日に施術できる場合が多いです。同じ日に行うときは、パーマを先にかけてからカラーを入れる順番が一般的です。カラーを先にすると、パーマの薬剤で色が抜けやすくなるためです。
ただし、ブリーチ毛や傷みが強い髪は、同じ日に施術すると負担が重なることがあります。髪の状態によっては日を分けたほうが、色もパーマもきれいに長持ちします。予約の際に「カラーとパーマの両方を希望」と伝えておくと、当日の判断がスムーズです。
秋冬の乾燥・色落ち対策
- 乾かす前にオイルかミルク|秋冬は空気が乾燥し、パーマのカールがパサついてまとまりにくくなります。タオルドライ後に洗い流さないトリートメントをなじませてから乾かしてください
- 熱すぎるお湯で洗わない|寒い時期は熱めのシャワーを浴びがちですが、高い温度は色落ちを早める原因になります。ぬるめのお湯で洗うだけでも色持ちが変わります
- 静電気対策にも保湿|ニットやマフラーとの摩擦で髪が広がりやすい季節です。仕上げにオイルを少量つけておくと、静電気によるパサつきを抑えられます
よくある質問
明るい髪色からダークトーンにできますか?
できます。ただし、ブリーチをした髪は色素が少なく、暗い色を入れても抜けやすい状態です。明るい状態から一度で暗くすると、数週間で色が抜けて明るく戻ってしまうこともあります。髪の状態に合わせて、色の入れ方を調整してご提案します。
ダークトーンと黒染めは何が違いますか?
黒染めは、髪を真っ黒に近づけるために濃い色素をしっかり入れる染め方で、あとから明るくしにくいのが特徴です。ダークトーンカラーは、暗さを保ちながらブラウンやアッシュなどの色味を残す染め方なので、光に当たると色を感じ、次に明るくしたいときも切り替えやすくなります。就職活動などで一時的に黒くしたいのか、秋冬のあいだだけ落ち着かせたいのかで、選び方が変わります。
暗い髪色にパーマをかけると重く見えませんか?
ゆるめのパーマなら、重く見えにくくなります。注意したいのは毛量です。量が多いままパーマをかけるとカールで横に広がり、かえって重たいシルエットになります。カットで量と長さを整えてからかけ、強さはゆるめから始めるのが、暗い髪色で軽く見せる基本です。
職場や学校でも大丈夫ですか?
ダークトーンは、明るいカラーに比べて職場や学校で浮きにくい髪色です。パーマも、シャドウパーマのようなゆるめの動きなら清潔感を損ないにくく、ビジネスシーンにもなじみます。ただし規定の厳しさは職場や学校によって違うため、事前に確認したうえで「この範囲で」とお伝えください。その中でできる色とパーマの強さをご提案します。
まとめ|秋冬はダークトーン×パーマで、落ち着きと軽さを両立
2026年秋冬のおすすめ3スタイルを振り返ります。
- シャドウパーマ|グレー寄りのダークトーン×ゆるいパーマ。セットを楽にしながら無造作な質感を出したい方に
- 韓流毛流れセンターパート|黒髪×毛流れ。カラーなしで大人っぽさと色気を出したい方に
- シアーブラウン×ウェーブセンターパート|明るすぎないブラウン×ウェーブ。落ち着かせつつ柔らかさを残したい方に
暗い髪色は落ち着いて見える一方で、重たく見えやすい色でもあります。パーマで動きを足せば、色は落ち着いたまま軽さが出ます。どのくらいの暗さ・どの色味が合うか、パーマをどの強さにするかは、髪質や骨格、普段のセットの仕方で変わります。「今の髪色からどこまで暗くできるか」というご相談からでも大丈夫です。皆様のご来店をお待ちしております。